私たちの”身体”は今、肉体にあるのだろうか。自分の身体の輪郭、身体であると認識できる境界線・リアリティラインが、肉体から揺らぎ、拡張しつつある。インスタグラムでの写真加工、Vtuberやゲームをはじめとするアバター、制限される肉体での対面。ディスプレイの中でしか存在しえない自分の身体は、身体のリアリティラインをより曖昧にし、揺らがせる。"見る、見られる"の関係の中で形作られる身体のリアリティラインは肉体から拡張し、肉体を対象に"見られたい"自分像を作り上げてきた身体改造は、肉体から解き放たれ、何層ものレイヤーに重なり、広がる。確固たる自分の身体であったはずの肉体は、自分の身体の選択肢の1つとなった。だからこそ、私たちの身体のリアリティラインは、より肉体から揺らぎ、拡張していくのではないか。 本作品では、そのような揺らぐ身体のリアリティラインを表現する。作者自身の肉体を含め、様々な等身の人や動物、植物に緩やかに、自由に変貌していく身体。その輪郭は透明に、曖昧に繋がっていく。"見られたい"自分像は何層ものレイヤーを重ね作られ、それらを通して"見られる"事で輪郭が現れる。​​​​​​
Presented by:
A++ 
Art Direction: Yuka Sai
Hardware Engineering: Makoto Amano 
Planning / Design Support: Hana Hirata
Exhibition : 
SICF 21 2020.09.19 - 09.20 at SPIRAL, Aoyama, TOKYO